どんな道具にも得意不得意があります。先にそこを知っておくと、使いすぎによる失敗をかなり減らせます。
平均足が得意なのは、流れがある相場です
平均足は、細かいノイズを減らして流れを見やすくする道具です。
なので、いちばん力を発揮しやすいのはトレンドが出ている相場です。
上昇なら陽線が続きやすく、下降なら陰線が続きやすいので、
「今はどちらを軸に考えるべきか」がわかりやすくなります。
トレンド相場では、平均足の強みがはっきり出ます
逆に苦手なのは、行ったり来たりが多い相場です
レンジ相場では、方向感がはっきりしません。
そのため平均足でも色が入れ替わりやすく、
追いかけるたびに振られてしまうことがあります。
こういう場面では、
- 陽線になったから買う
- 陰線になったから売る
をくり返すと、無駄な売買が増えやすいです。
平均足は万能ではないので、
使う場面を選ぶことがとても大切です。
レンジでは色が入れ替わりやすく、追うほど苦しくなります
急反転の初動も少し苦手です
平均足は前の足を引き継いで作られるので、
きれいな流れを見るのは得意でも、急な変化には少し遅れます。
そのため、
- 指標発表の瞬間
- 急騰・急落の初動
- 一気に方向が切り替わる場所
では、普通のローソク足のほうが早く変化を見せてくれることがあります。
急反転の初動だけは、ローソク足のほうが速いです
じゃあ、どう使えばちょうどいいの?
おすすめは、次の役割で使うことです。
平均足に任せたいこと
- 今の流れの向き
- 勢いが続いているかどうか
- 少し疲れてきたかどうか
平均足だけに任せたくないこと
- ぴったりのエントリー価格
- 実際の損切り位置
- 重要な高値安値の細かい攻防
この分け方ができると、平均足がとても使いやすくなります。
流れは平均足、位置はローソク足や価格帯で補うのが自然です
先に弱点を知っておくと強いです
初心者のうちは、得意なことより先に弱点を知っておくほうが、
結果的に失敗が少なくなります。
平均足は、
「流れを見るにはとても心強い。でも、それだけで全部を決める道具ではない」
と覚えておくと、かなりちょうどいいです。
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次は 入る場所と降りる場所の考え方 です。
ここからは、平均足をどう実戦に置くかをやさしく整理していきます。