ここは少しだけ計算の話が出ますが、難しく考えなくて大丈夫です。大事なのは「前の足の情報を引き継ぐから滑らかになる」という点です。
いちばん大事な考え方
平均足が普通のローソク足より滑らかに見える理由は、
その足だけではなく、前の平均足の情報も引き継いでいるからです。
ここがわかると、平均足の見え方がかなり理解しやすくなります。
前の足を引き継ぐので、方向が急に壊れにくいです
まずは4つの値を作ります
平均足にも、普通のローソク足と同じように始値・高値・安値・終値があります。
ただし、作り方が少し違います。
平均足の終値
その足の始値・高値・安値・終値を全部足して、4で割ります。
HA終値 = (始値 + 高値 + 安値 + 終値) / 4
つまり、その足の値動きをまるごと平均しているイメージです。
平均足の始値
ひとつ前の平均足の始値と終値の真ん中を使います。
HA始値 = (前のHA始値 + 前のHA終値) / 2
ここが普通のローソク足と大きく違うところです。
前の足を引き継ぐので、流れがなめらかにつながって見えます。
平均足の高値・安値
高値は「その足の高値」「平均足の始値」「平均足の終値」の中でいちばん高い値です。
安値は、その逆でいちばん低い値になります。
材料は同じでも、平均すると見え方が整います
なぜ滑らかになるの?
普通のローソク足は、その足の終わり方が少し荒れるだけで、陽線と陰線がすぐ入れ替わることがあります。
でも平均足は、始値に前の平均足を使うので、
いきなり見た目が反対向きに変わりにくいです。
その結果、
- 上昇の流れでは陽線が続きやすい
- 下降の流れでは陰線が続きやすい
- 細かい行ったり来たりが少し見えにくくなる
という特徴が出ます。
だから平均足は、流れを見るのが得意なんですね。
でも、遅れは出ます
滑らかになるということは、言い換えると少し遅れるということでもあります。
相場が急に反転したとき、普通のローソク足ではすぐ見えても、
平均足ではワンテンポ遅れて変化が見えることがあります。
この遅れは欠点ではなく、
ノイズを減らすために受け入れている特徴だと考えるとよいです。
滑らかになる代わりに、反転は少し遅れます
ここでの覚えどころ
- 平均足の終値は、その足の4本値の平均です。
- 平均足の始値は、前の平均足を引き継いで作られます。
- だから流れは見やすくなるけれど、初動は少し遅れて見えます。
次に読むとつながるページ
次は ローソク足と平均足は何が違うの? です。
「本当の価格を見る道具」と「流れを見る道具」の違いを、ここではっきりさせます。