似て見えても、役割は少し違います。ここを分けて考えられるようになると、平均足を無理なく使えるようになります。
似ているけれど、役割は少し違います
ローソク足も平均足も、ぱっと見ると同じような形に見えます。
でも、実は見せてくれている情報の重点が少し違います。
ローソク足が得意なこと
ローソク足は、その時間の本当の始値・高値・安値・終値をそのまま見せてくれます。
だから、
- 実際にどこまで買われたか
- 実際にどこまで売られたか
- その足が最終的にどこで終わったか
を細かく確認したいときに向いています。
平均足が得意なこと
平均足は、価格を少しならして、流れの向きを見やすくしてくれます。
だから、
- 今は上に流れやすいか
- 下に流れやすいか
- 勢いが続いているか弱ってきたか
をざっくりつかみたいときに向いています。
役割分担で見ると迷いにくいです
どっちが上、ではありません
ここは勘違いしやすいところです。
平均足があるからローソク足はいらない、という話ではありません。
逆に、ローソク足だけで十分だから平均足はいらない、という話でもありません。
実際には、
- 位置や実価格の確認: ローソク足
- 流れの整理: 平均足
というふうに、役割分担させるのが自然です。
たとえばこんな違いが出ます
上昇中に小さな押し戻しが何本か出たとします。
ローソク足では、陽線と陰線が混ざって少しごちゃついて見えるかもしれません。
でも平均足では、まだ上方向の流れとして見えやすいことがあります。
反対に、相場が急に反転したときは、
ローソク足のほうが変化を先に見せてくれることがあります。
つまり、
- きれいな流れを見る: 平均足がわかりやすい
- 変化の細かい初動を見る: ローソク足が早い
という違いがあるわけです。
押し目や反転の見え方にも差が出ます
最初のうちはこの考え方で十分
平均足を見るときは、
「今の流れを整理するために見ている」
と考えてください。
ローソク足を見るときは、
「実際の価格の攻防を確認している」
と考えると、役割がぶれにくくなります。
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次は 色とヒゲで流れを見る です。
ここからは、平均足を実際にどう読むかに入っていきます。